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 Coffee

Vietnam

Coffee Circumstances in Vietnam

ベトナムコーヒー事情

ベトナムコーヒーと言えば、深く煎った香りのいいコーヒー豆をワンカップサイズのアルミ製のドリッパーにいれて、ポタポタと時間をかけながらコンデンスを入れたカップに抽出して飲む。エスプレッソコーヒーを甘いお菓子を嗜むフランスのカフェ文化の名残りか、街には至るところにカフェが立ち並び、時間に関係なく人が集まり、低いテーブルを前に甘いコーヒーをすすりながら、ゆったりと時間を過ごすイメージ。

ひと昔まで、濃くて安いコーヒーというベトナムコーヒーには、焙煎・加工されるコーヒー製品に、トウモロコシや大豆などが混ぜられていたことがあった。調べてみると、4・5年前のニュースに、大豆やトウモロコシを混ぜるとコーヒーの香りや色が薄まってしまうからというので、人工的な香料や着色料などの化学薬品を混ぜて焙煎し袋詰めしていた工場が摘発されたという記事もでている。

しかし、最近のネット情報社会の普及によって、消費者の健康への意識は増し、高品質志向が高まり、こうした不純物が多く含まれるコーヒーに対し、100%コーヒー豆から作られたコーヒー( Cà phê sạch )が求められるようになっている。その結果、ベトナムでは大手カフェチェーンやコーヒー専門店が急増している。

コーヒー豆は大きく分けて2品種、ロブスタ種とアラビカ種。ベトナムで生産されるコーヒー豆の大半はロブスタ種。現在ベトナムは、ロブスタコーヒーの世界第1位の生産国および輸出国であり、量ではブラジルに次いで2番目。ロブスタ種は病気になりにくい、栽培しやすい、そして、気候や土地に適したことからベトナムでは広まったそうだ。

ロブスタの豆は、苦味が強く、飲みにくいことから、日本ではインスタントコーヒーなどの加工品や缶コーヒーなどの材料として使われている。そのロブスタの豆を深く煎ってコンデンスミルクに混ぜて飲むのが、Traditional Vietnam Coffee と呼ばれる。

一方、日本で飲まれている酸味と香りが高いアラビカ種の豆もベトナム全体の 3-4% と僅かながら生産されている。実は今ベトナムで、日本の喫茶店文化が To Go スタイルのスターバックスの上陸で大きく変わったように、“観光立国” を目指す都市には、世界中から観光客が集まり、欧米の食文化が入り混じる。ロブスタ種をベースに酸味や甘み薫りのあるアラビカ種とブレンドしたコーヒーがポピュラーになり、カフェラテやカプチーノ、オリジナルの飲み方が台頭し、コーヒー文化にも変化が表れている。

ハノイやホーチミン市、ダナン市などの大都市にいたっては本家のスタバだけでなく、ベトナム版スタバの大手カフェチェーンやローカルのお店が通りに軒並み、平日から賑わっている。

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